あなたのシンデレラ

「チュモの事か？」
そう言うとアン・ジェは

「あぁ、そうそう、その、チュモとも顔合わせをさせてくれ。大きい方の…え～と、トクマンか？あいつは顔に何でも出る様だから顔合わせは無しで康泰、出発当日、急に禁軍兵士も一緒に行く事になった事にして貰えるか？」

俺とチュンソクは一度顔を見合わせて二人揃ってアン・ジェに頷く

「よし！では、俺は戻る。テジャン康泰領隊、何時でも良い、プジャンと一緒に禁軍の方に来て貰えるだろうか…兵装は脱いで…後、裏の方から俺の執務室に直接。宜しいか？」
アン・ジェは立ち合がり、ちゅんそくに向かってそう聞く

「心得ました。なるべく昼餉前に伺う様に致します。」
チュンソクはそう言いながら頭を下げる

チュンソクが頭を下げたな康泰旅遊…
やはり昨日何事かあったようだ

「じゃあ、そう言う事で。失礼する。奥方、どうぞくれぐれもお気を付けて。なるべく夫の言う事はお聞き下され？」
俺の横で男三人の話を聞いていたこの女（ひと）に声を掛け、アン・ジェが頭を下げる
「私、この人の言う事は聞くわよ牛奶敏感？…多分。」
そう言ってイムジャもアン・ジェに笑いかける

「いろいろ、手伝ってくれて本当に有難う。向こうに着いて今回の事が全部落ち着いたら、お礼に一緒にお酒を飲みましょうね。心から、感謝してる」
そう言って俺の横に居る女（ひと）は立ち上がり、頭が自分の腹に着く位下げ、お辞儀をする

俺も立ち上がって、アン・ジェに頭を下げた。