あなたのシンデレラ

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春光明媚，悠悠歲月，情深似海。春光，暖暖的，在身上流瀉，如夢似幻，照亮來時的路。歲月安暖，春光乍泄，小草、花朵、綠葉，都陶醉在明晃晃的春光裏。歲月無聲，春光有聲。那是一種愛情的聲音，你就是我的春光，將我擁入你的懷裏，暖融融。因為你，我身上的積雪慢慢融化；因為你，我看到了希望；因為你，我感受到前所未有的愛戀。

春光輕輕灑在身上，就像你輕輕摩挲我的頭發。那一回首的明媚，癡纏了多少情意。春光曼妙，春色動人。天空蔚藍，白雲悠悠。是你，照亮了我整個世界，在斑斕的歲月裏，讓我春暖花開。你手中的溫度，足以溫暖我的心房。你的愛戀，是一種奇妙的情懷，不僅讓人溫暖，還帶著一絲絲甜蜜。

春雨綿綿，淅淅瀝瀝，紛紛揚揚。更深露重，情意深濃。我在春天的深處，將你來懷念。悠悠歲月情，綿綿春雨心。你是我的春雨，將幹渴的心湖注滿清澈的雨水；將我的生命注入源源不斷的生命之源；將我的孤獨的靈魂，帶去絲絲清新的滋潤。愛一個人，就要讓你我變成彼此的春雨，相互關心，相互滋潤。

春雨，像珍珠，像牛毛，像珠簾。生機勃勃的春天，就要靠春雨來滋潤。纏纏綿綿，走過天涯海角，走過歲月山河，看花開花落，雲卷雲舒。唯有春雨，始終在我心田裏蕩漾，讓心靈得到前所未有的潤澤。撐起一把傘，穿著紫色的旗袍，踏著高跟鞋，在朦朦朧朧的煙雨江南，在開闊的雨簾裏，與你來一場不期而遇的邂逅。

春風拂面，楊柳依依。你就是我的春風，吹動我烏黑的秀發，讓我在你的世界盡情舞蹈，盡情歡呼，盡情歌唱。桃花隨風飛舞，水靈靈的粉紅，醉一場飛舞的相思。我是桃花，你便是春風，因為你，我的花瓣更加輕盈，我的世界更加浪漫，我的生命更加美麗。你帶我飛，飛向蔚藍的天空，飛向悠悠的白雲，飛向春風化雨的世界。

  

平和體質身體健康,吃飯香,再加上睡眠好、性格開朗,社會和自然適應能力強,是典型的平和體質。因此,平和體質的人很少生病。

調養方法:進食應飽饑有度,多吃五穀雜糧、蔬菜瓜果,少吃過於油膩及辛辣之物。運動上,年輕人可選擇跑步、打球,老年人則應適當散步、打太極拳等,覺得自己身體唔係咁好，可能係腸胃麻麻、面青唇白、皮膚粗糙、容易疲倦，甚至女士們可能會有經痛或者其他婦科問題，但好多時未到爆發出黎，都可能會對呢D小問題置之不理。德善健康管理揉合左中西健康理論既精粹，貫徹「治標治本」為原則，以望、聞、問、切為客人提供養生、護理療程，達至保健養生既目標。

氣虛體質說話少氣無力,經常出虛汗,容易呼吸短促,經常疲乏無力。這類人容易感冒,生病後抗病能力弱且難以痊愈,還易患內髒下垂比如胃下垂等。

調養方法:多吃益氣健脾的食物,如黃豆、白扁豆、香菇、大棗、桂圓、蜂蜜等。以柔緩運動,散步、打太極拳等為主,平時可按摩足三裏穴。常自汗、感冒者可服玉屏風散預防。

濕熱體質臉部和鼻尖總是油光發亮,還容易生粉刺、瘡癤,一開口就能聞到異味(口嗅)屬於濕熱體質。這種人還容易大便黏滯不爽,小便發黃。

調養方法:飲食宜清淡,多吃甘寒、甘平的食物如綠豆、空心菜、莧菜、芹菜、黃瓜、蓮藕、西瓜等。少食辛溫助熱的食物。戒煙酒,不熬夜,注意休息。適合中長跑、遊泳、爬山、各種球類、武術等運動。日常可服六一散、清胃散、甘露消毒丹等。

陰虛體質如果怕熱,經常感到手腳心發熱,面頰朝紅或偏紅,皮膚幹燥,容易失眠,經常大便幹燥,那就是陰虛體質。

調養方法:多吃甘涼滋潤的食物,比如綠豆、冬瓜、芝麻、百合等。少食性溫燥烈的食物。中午保持一定的午休時間。避免熬夜、劇烈運動,鍛煉時要控制出汗量,及時補充水分,可酌情服用六味地黃丸、杞菊地黃丸。

氣鬱體質多愁善感、憂鬱脆弱的氣鬱體質,一般比較消瘦,經常悶悶不樂,無緣無故地歎氣,容易心慌失眠。

調養方法:多吃小麥、蔥、蒜、海帶、海藻、蘿卜、金橘、山楂等具有行氣、解鬱、消食、醒神的食物。睡前避免飲茶、咖啡等提神醒腦的飲料。可服用逍遙散、舒肝和胃丸、開胸順氣丸、柴胡舒肝散等。陽虛體質總是手腳發涼,不敢吃涼的食物。性格多沉靜、內向。

調養方法:可多吃甘溫益氣的食物,如大蔥、薑、蒜、花椒、韭菜、辣椒、胡椒等。少吃生冷寒涼食物如西瓜、黃瓜、蓮藕、梨等。可自行按摩氣海、足三裏、湧泉等穴位,或經常艾灸足三裏、關元穴。必要時可服用金匱腎氣丸。

痰濕體質心寬體胖是最大特點,腹部松軟肥胖,皮膚出油,汗多,眼睛浮腫,容易困倦,其實如果唔及早管理自己既身體，健康可能就會慢慢離去架喇！所以終於的起心肝，去左德善健康管理正視自己身體既小毛病！要有健康既身體先會靚，愛自己就要好好管理自己既健康。

調養方法:飲食清淡,多食蔥、蒜、海藻、海帶、冬瓜、蘿卜、金橘、芥末等食物,少吃肥肉及甜、黏、油膩食物。可服用化痰祛濕方藥。

血瘀體質刷牙時牙齦易出血,眼睛常有紅絲,皮膚幹燥、粗糙,常常出現疼痛,容易煩躁,健忘,性情急躁,有鼻敏感的我能呼吸暢順很快便睡了，當完成療程後會感覺到身體血液循環順暢了（沒有手凍腳凍的感覺），還設有花茶讓我補充身體水份，太細心了，現在我每當身體感覺虛弱時便會到「德善健康管理」進行薰蒸治療調理身體。

調養方法:可多吃黑豆、海帶、紫菜、蘿卜、胡蘿卜、山楂、食醋、綠茶等具有活血、散結、行氣、舒肝解鬱的食物,少食肥豬肉等,並保持足夠的睡眠,可服用桂枝茯苓丸。

過敏體質對花粉或某種食物過敏等,在中醫上這就稱為特稟體質。調養方法:飲食清淡、均衡,粗細搭配適當,葷素配伍合理,中西兩者的配合相得益彰，再結合有效附加療程，「德善健康管理」宗旨以最新、最優質的健康法則管理身體，把健康的元素放入每天的生活，使體質能夠全面掌握管理健康資訊，從生活中得到健康，全面掌握健康，提升生活質素。

少食芥麥、蠶豆、白扁豆、牛肉、鵝肉、茄子、濃茶等辛辣之品、腥膻發物及含致敏物質的食物。可服玉屏風散、消風散、過敏煎等。

  

汗びっしょりの背中をみたら、ラマダンの断食中のこの時期に何もやらなくてもいいのになぁとつい思ってしまいました。

現在住んでいるアパートに住み始めてほどなく、夫の書斎にしていた部屋で雨漏り、「１７階なのに雨漏り？」と不思議に思ったものでした。
結局、ビルディング側面の隙間からの雨の侵入ということがわかり、修繕も外壁の工事で解決しました。

それから数年、しばらくは”水漏れ”という言葉さえ忘れていました。
そんなある日、洗面所の鏡にむかって歯磨きしていたら、一筋のしずくが、壁面いっぱいの大きな鏡のほぼ真ん中あたりから音もなくしたたり落ちてくるではないですか。
これが血の色だったらホラー映画だ！とどうでもいいことを考えながらも、じっとみつめていたら、ひとすじの流れが、二すじに、そしてしばらくたつと両サイドにも新たな流れが。。。

その夜のうちに一応みてもらったものの、天井に穴をあけて確認する作業は翌日になりました。
原因は給湯器のお湯側管からということでした。しばらく様子をみるとのことで、天井の穴も、漏れで
できたシミもそのままにしてありました。

それから数週間、週初めにレセプションから連絡あり、今週の都合のいい日に工事をしたいとのことで、今朝、工事の人がやってきました。

これまでのインドネシア生活で数えきれないくらいの水漏れ修繕現場をみてきましたが、溶接は今日が初めてでした。

飛び散る火花が下に敷いてある新聞紙に燃え移らないかしらと心配したり、脚立の上にいた人が作業途中で思い出したように降りてきて、裏口で脱いだゴツイ靴を取りに行ったのをみて、一応専門の人なんだろうとちょっと安心したり、さながら現場監督さんになったような気分でした
　　　
右写真の天井に開けた穴を塞ぐのとペンキ塗りはラマダンが終わり、ハリラヤ休み明けまでそのままでいいですからと、
付き添ってきたレセプションの担当者が何か言い始めるのを遮るようにして、その日程でやって欲しいとお願いしました。

汗びっしょりの背中を思い浮かべて、この後、日が沈むまで水分を摂れないのかと工事をする人の
健康問題の心配までするのは現場監督としてもなかなか大変ですもんね。  

ぼくのオススメのジェイク・ギレンホール主演。

アレッ？

映画館ガラガラ。

観客は10人ちょっとだったかな？

いちばん良い席で足を伸ばして観ましたよ。

例によって、ギレンホールは本物のボクサー以上にキレキレの筋肉に改造していました。

この前に観た【ナイトクローラー】のひ弱で病的な身体つきの青年と見違えるほど。

彼の演技はお墨付き。

「超」の付く短気な性格を、鬼気迫る演技で演じきっていましたね。

映画はその怒り易い性格によって栄光から転げ落ち、そこから再生するストーリーなんだけど、その「怒り」がどこから来ているのか、その怒りを最後はどう抑えることが出来たのか、イマイチ描けていなかった。

だから、フツーのボクシングモノと大して変わり映えしない出来に仕上がってしまった。

観客を感動させるための、ヒネリが足りない。

チャンピオンの座から転落すると同時に去っていくゴキブリたち。

可愛がっていた少年の死。

女の子が父へ向ける微妙な心理。

トレーナーの抱える闇の深さ。

カウンセラーの女性。

しっかり者のカミサンが管理していたわりにはあっけなく失ってしまう財産。

どれもコレも中途半端。

ギレンホールの演技が充実しているのと比べ、それらがあまりにも貧弱なのでモッタイナイ。

・・・・・・

まあ、彼の演技を見るだけなら満足は得られますがね。(^^ゞ

あと、「血」はリアルでしたね。  

どうも、黒井みなみ（@961373）です。
あのオフィス文具のキングジムから、色々なところで小説を書くひと（ワナビ）に最適なモバイルPC「ポータブック」が発表されました。

ポータブックは「８インチタブレット相当のサイズにフルキーボードが搭載されたモバイルPC」です。これまでスマホやタブレットで小説を書いていたひとは澳門自由行、ポータブックに乗り換えてみては？

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ポータブックについて

まずは上の紹介動画をご覧ください。

ポータブックは、８インチのHDディスプレイを搭載しており、そのサイズも８インチタブレット相当というコンパクトなモバイルPCです鑽石水。パソコンなので当然「キーボード」も搭載されています。

キーボードがかなり良さそう！

ぼくが「ポータブック」を「小説を書くひと」におすすめする理由は、何と言っても「キーボード」です。

以前に書いた記事【iPhoneやAndroidスマホで小説を書くときに注意したいたった１つのこと】でも触れましたが、小説を書くときの「効率」を考えると、物理キーで更年期、つまり「キーボードで」小説を書くほうが良いんです。

これまでぼくは「スマホやタブレットで小説を書くひと」に「外部キーボード」を接続して、キーボードで書いたほうがいいよ、とすすめてきました。

でもポータブックなら「A5サイズ」なので小さなカバンでも持ち運べますし、Windows10が入っているのでWordやテキストエディタでの安定した執筆が可能となります。

キーピッチ（キーの大きさ）も「18ミリ」とノートPCと同等ですし、キーストローク（キーの押し込み）も「1.5ミリ」でこちらもノートPCと同等です。

それが「８インチタブレットのサイズで」持ち運べるのですから、スマホやタブレットに外部キーボードを接続して執筆するより、はるかに「楽」です。

  

昨年も本欄に投稿したアブラコウモリ（通称：イエコウモリ）、我が家の天井裏とか壁の中に巣くっていた。
住宅密集地の家屋に住み着く種類で、大きさも５、６センチくらいである。
やっかいなことに１センチくらいの隙間があれば出入り可能とか。

昨年も本県の業者に依頼するも過敏性鼻炎、コウモリが専門ではなかった。
そのため、完全に駆除できていない。
結局、県外のコウモリ駆除専門業者に依頼。
するとありとあらゆるところの隙間（１センチ以上の）を埋める大掛かりな作業となった。

特に屋根の樋を撤去し、瓦の先端の庇の隙間部分とか、主に出入りしている隙間など、あらゆるところをいろいろな専用の材料で埋め込む作業。
天井裏の内側から光の漏れる部分も・・・。
また、屋根の換気口は空気が通わないといけないから數學M2、ネットを取り付けるなどの大変な作業であった。
２階の大屋根の庇の作業もあるから、家屋全体に足場が組まれるなど大掛かりなものである。

もっとも駆除と言っても、コウモリは益獣で鳥獣保護法によって守られており、殺処分ができない部類とか。
そのため、何ヶ所かの隙間は残しておいて薬剤（コウモリが嫌がる）を用いることで、残された隙間を通じて屋内から放逐する手法とのこと。
放逐を確認後、二度と侵入しないよう残された隙間を埋める作業らしい。

ところで、ここのところ、いろいろと家を空ける機会が多くなっていた。
家屋全体の２階部分まで足場が組んであり HKUE 好唔好、不用心なこともあって留守をしていることとか、イエコウモリ騒動などをブログにアップできなかった。

本日、コウモリ駆除業者の最終チェックが行われた。
２週間前の駆除作業、その３、４日後のこと、二階の和室の天井裏でイエコウモリらしきものが動き回っていた。
その物音から尋常な動きではない。

かなり焦っているような、天井板に体をぶつけるような音もしていた。
どうやらその動きの様子から、１匹が出口を探しているようでもあった。

その後、いろいろと用事もあって止むなく１週間くらい家を留守にした。
昨日帰宅後の深夜、どうやら物音もしなくなっている。

駆除業者が来宅し最終チェックしてもらった結果、どうやら外に出ることができなかった成獣が出口を探して騒動していたらしい。
天井裏は先般の駆除作業を終えて掃除し消毒がしてある。
そのため、新たな糞は見当たらないとのこと、つまり出入りはしていないらしい。

先般逃げ遅れて天井裏で大騒動をしていたイエコウモリは、既に死んでいたとのことで業者が持ち帰り処分するとのこと。

その死骸は、ミイラ状態で４センチくらい。
イエコウモリの死骸は、ネズミと違ってミイラ状態になるらしく、うじ虫が湧くようなことはないらしい。

その後、屋内や屋外などすべてを厳重にチェック。
屋外の１ヶ所に不安な個所もあって、その部分をシリコンなどで封印したとのこと。
それぞれ、業者と一緒に確認し、これでイエコウモリ騒動から解放されることとなった。
足場の撤去も行われるから、やっと通常の生活を満喫できるようになる。  

私の女性性が座り込んで泣いている横で、閣下の下次元が何も言わずに座り込んでいるのが見える。距離は一人分くらい空いてる。ただ座って下を見つめてる。私は静かに泣いてる。

もう、余計なことしないで。
あんたは、私を、理解なんかしてない。

私の男性性が康泰、閣下の下次元に話しているのが聞こえた。
「君と一緒に居たいから、頑張ってきたんだ、彼女は。本当だよ」
「ああ、解ってる。解ってるつもりだ。済まなかった」

私の女性性が呟く。
「辛かった。辛かったの。でもここを通らなきゃ、これから先、あなたと同じ場所に立てないの。立てなくなるの。だから康泰領隊」
私の男性性は、その間ずっと私を慰めてくれていた。
慈愛に満ちた優しい笑顔。本当に優しいね、私の男性性は。

。。「愛の道は過酷だ」と、自分の口で言ったんじゃん？　閣下は。
と、下の私はぼやく。
　
そして、私が凹んでいる間に、閣下の女性性は閣下の下次元に発破をかけていた。
何となく、彼女は閣下の下次元の「頭の固い部分康泰旅遊
」と話をつけているような感じもする。

「私は、前にも言ったわよ。この人の守護天使になりたいって。この子を守りたいって。あなたは違ってたの？」
「いや。。違わない」

「覚悟の差が大きい。それに気づいた。俺には覚悟が足りなかった。彼女の愛に釣り合ってなかった。それに気づいた」
評議会に帰ってきた私の女性性は、彼が思っていたよりも一回り大きくなっていた。と、彼は感じていたらしい。
「あんなに深くて激しい愛は、初めてだよ。俺はそれに応えられるだろうか。応えるべきだろうか」
「それなら簡単よ。あなたは彼女の愛に応えたいの？　応えたくないの？」
「。。。。」
「あら、臆病なのね。それって、彼女があなたに感じていたのと同じ感覚なんじゃない？」

  

「チュモの事か？」
そう言うとアン・ジェは

「あぁ、そうそう、その、チュモとも顔合わせをさせてくれ。大きい方の…え～と、トクマンか？あいつは顔に何でも出る様だから顔合わせは無しで康泰、出発当日、急に禁軍兵士も一緒に行く事になった事にして貰えるか？」

俺とチュンソクは一度顔を見合わせて二人揃ってアン・ジェに頷く

「よし！では、俺は戻る。テジャン康泰領隊、何時でも良い、プジャンと一緒に禁軍の方に来て貰えるだろうか…兵装は脱いで…後、裏の方から俺の執務室に直接。宜しいか？」
アン・ジェは立ち合がり、ちゅんそくに向かってそう聞く

「心得ました。なるべく昼餉前に伺う様に致します。」
チュンソクはそう言いながら頭を下げる

チュンソクが頭を下げたな康泰旅遊…
やはり昨日何事かあったようだ

「じゃあ、そう言う事で。失礼する。奥方、どうぞくれぐれもお気を付けて。なるべく夫の言う事はお聞き下され？」
俺の横で男三人の話を聞いていたこの女（ひと）に声を掛け、アン・ジェが頭を下げる
「私、この人の言う事は聞くわよ牛奶敏感？…多分。」
そう言ってイムジャもアン・ジェに笑いかける

「いろいろ、手伝ってくれて本当に有難う。向こうに着いて今回の事が全部落ち着いたら、お礼に一緒にお酒を飲みましょうね。心から、感謝してる」
そう言って俺の横に居る女（ひと）は立ち上がり、頭が自分の腹に着く位下げ、お辞儀をする

俺も立ち上がって、アン・ジェに頭を下げた。

  

こんなに泣いたのは何年ぶりだろう。いや、何十年ぶりかもしれない。湯船につかっても涙がこぼれ、ベッドに入っても目じりから涙が伝い落ちて行く。

朝起きて、覗いた鏡の中の自分は、腫れぼったい目をして最悪のコンディションだった。

けれどめそめそ泣いてばかりいても仕方がない。今日から新しい一歩を踏み出すのだ。佑美のために。そして、多実衣自身のために。

控えめなメイクを施し、紺色のスーツを着る。鏡の前でポーズを作ってみるが、どう見ても地味な就活女性にしか見えない。それでも気を取り直してお気に入りの皮のバッグを肩にかけ、パンプスを履いた。サブのトートバッグには弁当とエプロン。そして、メモ帳と筆記用具を入れた。これで準備オッケーだ。

佑美からのメールを開き、行き先を確認する。最寄りの駅から五駅ほど東にゆき、そこから歩いて十分ほどのところだ。

初めて向かうその目的地は多実衣にとって未知の領域だ。佑美から話は聞いていても、実際にそこに足を踏み入れなければ知りえないこともあるだろう。

多実衣は襟をただし、心してその邸宅のインターホンを押した。

「はい、どちらさま」

上品な声だった。想像していたよりずっと若い人のように感じる。

「あの、行田です。佑美さんからご紹介いただきました……」

「あ、そう。お入りになって」

すると、門の横にあるカーポートと思われる場所のシャッターが、ゴロゴロゴロと鈍い音を立てながら自動で開き始めた。

ということは。門扉を開けて入るのではなく、カーポートを通れということなのだろう。

佑美は大きく深呼吸して背筋を伸ばす。田野原、と墨字で書かれた表札を再度眺め、覚悟を決めた。
  

私に腕力があれば、 美しいあなたを抱きかかえて、
　足元を汚させることもないでしょうに。
　悲しいかな 右腕に力が入りません」
　葦若の宰相は、 ふと顔を伏せて うれい顔を作る。
　はたから見ていると、 いかにも わざとらしいが、 式部は気にしない。
　心配をしながらも、 うっとりとした様子だ。

「では 噂は本当でございますの？　
　幼き頃、 賊(ぞく)に襲われて 右肩を矢で打ち抜かれたというのは。
　お命も危うかったとか」
　真咲には心当たりのある話だが、 そんなはずはない と小さくかぶりを振った。
　あの凛々しかった少年が、 こんな色ボケ男に育つなんて いやすぎる。
　おまけに、
　一心不乱に唱えた呪が 効かなかったなんて思いたくない。

　あの時、 呪は 確かに体の奥深くまで沁み入ったはずだ。
　偵察に来た男たちから急いで隠れたから、 多少の心残りはある。
　もしかしたら 傷痕(きずあと)は残ったかもしれない。
　しかし、 体の機能がそこなわれないように 気を配ったのだ。
　どうか別人であってほしい と心の底から願った。
　しかし、 どんなに願ってみても、 いやな感じは消えてくれない。

　確かめたい。 でも、 確かめるのが怖い。
「ああ……、 葦若の宰相は、 もしかして……」
　口の中で つぶやいた小さすぎる声を、 幸真千は 聞き逃さなかったらしい。
「葦若は 石動原家の生き残りなのだ」
　はきはきと 大声で教えてくれた。

　まさに、 しなだれかかろうとしていた式部が、 驚いて悲鳴を上げた。
　そのまま 態勢を崩(くず)して…… 転ぶ。

　幸真千が立ち上がった。
「やあ、 驚かせてすまぬ」
　ばれてしまっては仕方がない。
　桜子が、 次いで 真咲も渋々草叢から出た。

　式部は 差し出された宰相の左手に すがりついて立ち上がりながらも、
　複雑な表情をしている。
　あからさまに うとましい顔もできないというところか。

　宰相は、 すがりつかれて よろけたりしている。
「皇女様と皇子様でしたか。
　おや、 そちらの個性的な方はどなたでしょう」
　照れるそぶりも見せず 笑顔で問いかけられて、 真咲は どっぷりと落ち込んだ。
　渾身の呪は 効かなかったのか。
　それにしても、 こんな展開はひどすぎる。
　四年もの間、 思い出すたびに 胸の奥がむず痒くなっていた相手がこれか。
　しかも、 右腕どころか、 とことん力がなさそうだ。
　これでも男か。
　頭の中で、 何かが ガラガラと音をたてて崩れていくのを感じた。
　せっかく手に入れたと思っていた、 癒しの呪への自信が吹っ飛んだ。
　ついでに、 私の初恋を返せ――っ。